舞台監督・舞台監督助手部門 男性社員 30代
Q:1日の仕事の流れを教えてください
稽古がない日は決まった1日の流れはなく、自分に課されたタスクをこなします。
チームで作業する内容であれば、その都度スケジュールを他のメンバーと決めて動きます。稽古中は、稽古のスケジュールに合わせて出勤時間が決まります。
Q:現場(劇場入り)での1日の仕事の流れを教えてください
現場では、稽古期間に準備、計画してきたことを形にしていきます。
初日は各部署の搬入・仕込みから始まり、大道具(セット)が組み上がったら、照明の作業になり、楽屋の方では、衣裳さんやヘアメイクさんと段取りの確認を取り、諸々の調整を行います。
出演者、スタッフの安全を第一に、コミュニケーションを円滑にとって全体がつつがなく進行する様に雑用でも何でもこなしていきます。

Q:なぜこの職業を目指そうと思いましたか?
元々役者をやっていて、袖でサポートしてくれるスタッフがかっこよく見えて、いつしか自分もそうなりたいと思ったのが、大きな理由です。表現芸術の世界に携わりたいという希望の中で、自分は役者よりもスタッフとしての方が出来ることが多いと感じたからです。
Q:ザ・スタッフを知ったきっかけと、入社を決めた理由を教えてください
役者時代にたまたまオペラ公演の助演(役者)の仕事をしていた時の舞台監督がザ・スタッフの所属で、その際に会社を知りました。個人事業主が多いこの業界で、株式会社としてやっているザ・スタッフに魅力を感じて入社を決意しました。
Q:この仕事を目指している方へのメッセージをお願いします
正直、お金になる仕事ではないです。日本で芸術従事者として生活するのは簡単なことではないと感じていました。
決して健康で文化的な生活ができないわけではありません。現に私は結婚をしているし、子供がいて家庭がある社員もいます。
そして、輝かしい舞台の裏では直視しがたい現実も時々はありますが、でもやっぱり我々が携わっているのはどこまで行っても『芸術』なのです。文化や芸術を絶やさず次の世代に繋いでいくことはとてもやりがいと意義のあることだと思います。
舞台監督・舞台監督助手部門 女性社員 20代

Q:この仕事のやりがいや、面白みを感じるところを教えてください
舞台を観てくださった方が感動して帰ってくださることがすごく嬉しいです。
何より、多くの芸術に触れられ、自分の感性を高められることに、とてもやりがいを感じます。また、テクノロジー化が進んでいる中、人の手で創られていく舞台には、たくさんの仕掛けや感動が詰まっていることに面白みを感じます。
海外から来られたデザイナーと話し合いを重ねながら、デザイナーがイメージしている小道具をインターネット上やアンティークショップなどで探し、キャストの安全や舞台構成を考えながら小道具を準備していくのは、すごく大変ではありますが、実際に準備した小道具が舞台で使用されているのを見ると、嬉しくもなり、頑張ろうと励みにもなります。
Q:仕事をする上で一番大切にしていること
『出演者の方々が舞台上で、安心してパフォーマンスができるようにすること』を常に心がけています。先輩方の、出演者の方々への細かいところまでの気遣いを見て、とても感化されました。
Q:一番苦労したエピソード
マニュアルを見て作業をする仕事ではなく、その時々で臨機応変に対応していく仕事なのでとても大変です。
舞台監督・舞台監督助手部門 男性社員 30代
Q:なぜこの職業を目指そうと思いましたか?
大学時代にオーケストラ部に入っていた関係で、音楽に関わる仕事がしたいと思ったのが最初でした。
最初はただ漠然と「音楽に関わる仕事」ということしかありませんでしたが、オーケストラマネージャーのアルバイトをしていた時に、ザ・スタッフの人と知り合っていく中で段々と興味を持っていきました。
Q:ザ・スタッフを知ったきっかけと、入社を決めた理由を教えてください
オーケストラマネージャーのアルバイトをしていた時に、ザ・スタッフの人と仕事をすることが何回かあり、その機会に知りました。
入社を決めた理由は、フリーランスの方も多い業界の中で正社員というのが、魅力的だったのもありますが、一番はザ・スタッフで働く諸先輩方達から、舞台やザ・スタッフという会社に対しての強い思いや誇りのようなものを感じたからでした。仕事や会社に愛を持っている人達を見て、自分もその一員になりたいと思ったのが大きな理由です。

Q:この仕事のやりがいや、面白みを感じるところを教えてください
ちょっとしたことだったとしても、出演者の方などから感謝された時は、嬉しい気持ちになります。細かいことでも見て感じてくれているし、思っている以上に伝わってしまうことも分かり、身が引き締まる思いになると共にやりがいも感じます。
また現場において、他社(他部署)の方達と一つの舞台を作っていく中で、各部署と調整をしながら自分で立てた計画や作戦がうまく行った時は、達成感を感じます。緞帳などの舞台機構や出演者の登場のキッカケ出しを、楽譜を見ながら行っている時は、楽器こそ演奏していないけれど視覚的な部分で自分も音楽・舞台を作っていると強く実感できます。
Q:これまで一番苦労した仕事のエピソードを教えてください
SE(効果音)として人が階段から落ちる音や食器類が落ちる音などを、舞台袖で鳴らす役割をもらった時はとても苦労しました。
どんなものをどういう風に使えばどんな音が出るのか、それがお客さんにどう聞こえるかを、あらゆるもので試して探っていくのが大変でした。
Q:仕事をする上で一番大切にしていることを教えてください
この仕事は、自分自身も含め、多くの人の安全を守る仕事でもあり、仕事の仕方によっては逆に人を危険に晒してしまうこともある仕事なので、安全面については特にアンテナを張るよう心がけています。
Q:この仕事を目指している方へのメッセージをお願いします
大変なことや辛いことは、もしかしたら他の仕事より多いかもしれません。それを差し引いてもなお、余る程の感動や楽しさ、やりがいといったものが得られる仕事でもあります。それは他の仕事ではなかなか得難い体験です。
舞台監督・舞台監督助手部門 女性社員 20代

Q:なぜこの職業を目指そうと思いましたか?
人と関わるのが楽しいから。音楽関係の仕事をしたかったから。
Q:この仕事のやりがいや、面白みを感じるところを教えてください
楽譜を読むのが好きなので、難しい音楽ほど楽しいなと思います。綺麗な音楽をたくさん聴けることも楽しいです。
出演者や先輩に頼りにしていると言われた時は、もっと頑張ろうと思えるし、公演後の達成感はやりがいかなと思います。
先輩方が丁寧に仕事を教えてくれるので、できなかったことが徐々に身に付いていきます。
Q:仕事をする上で一番大切にしていることを教えてください
挨拶。約束と時間を守ること。楽しくやる。
舞台監督・舞台監督助手部門 女性社員 30代(現在育児短時間勤務)
Q:1日の仕事の流れを教えてください
育児短時間勤務時の場合、子供の成長に合わせて、会社の人と相談しながら就業時間を決めます。
Q:現場での1日の仕事の流れを教えてください
通常、子供を保育園に送り届け、9時又は10時に劇場入り、作業開始。
保育園のお迎えがある場合は、現場の就業時間より早く上がる場合もあり、その都度相談しながら決めています。
私は20時までの勤務が多く、保育園から距離がある劇場で勤務の時は、早めに終業させてもらっています。
Q:なぜこの職業を目指そうと思いましたか?
高校の頃、演劇部の公演で舞台監督を担当した際、お世話になった方から、プロへの道を勧められたから。

Q:ザ・スタッフを知ったきっかけと、入社を決めた理由を教えてください
大学の時の先生の現場へ連れて行ってもらったのがきっかけでした。ザ・スタッフでのアルバイト時代に何度となく挫折をしたけれど、入社を決めたのは、結局舞台の仕事が楽しいと気づいたから。
Q:仕事をする上で一番大切にしていることを教えてください
問題なくスムーズに舞台や稽古が進行するように、気をつけている。子供がいるので、自分が万が一抜けた時に、迷惑にならないように気をつけている。周りに甘えることも、最近覚えてきました。
Q:この仕事を目指している方へのメッセージをお願いします
この仕事を子育てしながら続けることは大変ではありますが、その様な仲間が増えてくと、可能性が広がる気がします。
大変な仕事なので、目指すことを躊躇する人もいると思いますが、飛び込んでやってみてから考えてもいいのかなと思います。
舞台監督・舞台監督助手部門 女性社員 20代(バレエ履物調達・管理担当)

Q:1日の仕事の流れを教えてください
日によって流れは違いますが、例えば午後から靴合わせがある日の場合は、始業時に1日の作業の段取りを確認し、資料の編集などの事務作業を行います。
事前に会場のセッティングをし、靴合わせが終了したら、会場の片付け、結果を附帳に記入して附帳の編集を行います。作業が必要な靴をリストアップして、対策を考えたり、時には新しく靴を作る必要があるかを検討したりします。
Q:現場(劇場入り)での1日の仕事の流れを教えてください。
開演1時間前には劇場に出勤し、公演終了後1時間はトラブル対応のため、楽屋エリアに待機しています。待機中は、附帳の編集、靴データの登録など事務作業を行っています。
Q:なぜこの職業を目指そうと思いましたか?
高校生まで続けたバレエに携わる仕事がしたいと思っていたからです。
Q:ザ・スタッフを知ったきっかけと、入社を決めた理由を教えてください。
転職を考えていたタイミングで、舞台関係の仕事をしている姉からこんな求人があるよと教えてもらい知りました。
他ではできない面白そうな仕事だと思ったからです。
Q:この仕事のやりがいや、面白みを感じるところを教えてください
靴に作業を施した結果、出演者から改善されたなどのお声がきけるときはやりがいを感じます。面白いと思うのは、人によって足の特徴も違うので、同じ種類の靴でも人によって求めることが違うところです。
Q:これまで一番苦労した仕事のエピソードを教えてください
靴の製作業者さんとの摺合せが上手くできなかった結果、出来上がった靴が思っていた様に出来上がらず、その後の対応が大変になってしまったこと。
Q:この仕事を目指している方へのメッセージをお願いします
靴は出演者を支える大切なアイテムです。フィッティングを通して、出演者にとって、より良い状態で舞台に出てもらうために、何ができるかを考えられることが重要になります。
幕が上がるまでは何かとドキドキすることも多い仕事ですが、初日を迎えるとホッとするのと同時に、なんとも言えない達成感を感じることが出来る仕事です。
小道具製作部門 女性社員 20代
Q:工房での1日の仕事の流れを教えてください
基本的な勤務時間は、10時〜18時(昼休憩1時間を含む)です。
出勤後は工房内の掃除を行なってから、担当演目の作業に入ります。
作業が立て込んでいる時期は必要に応じて残業をすることもあります。
Q:現場での1日の仕事の流れを教えてください。
主に残作業や急な作業の対応を行います。
Q:なぜこの職業を目指そうと思いましたか?
学生時代から劇団の小道具製作を請け負う中で自分の特性ややりがいとマッチしていると感じたからです。
Q:ザ・スタッフを知ったきっかけと、入社を決めた理由を教えてください
小道具という職業の求人を探す中で、インターネットで弊社を知りました。
フリーランスが多い業界の中で、正社員登用がある組織という点に惹かれました。

Q:この仕事のやりがいや、面白みを感じるところを教えてください
自分の製作物が作品の一部として多くの人々に見てもらえること、世界観に直結しているということは面白みややりがいを感じるポイントです。
Q:仕事をする上で一番大切にしていることを教えてください
臨機応変な対応力と、相手に沿ったコミュニケーションを意識しています。
Q:この仕事を目指している方へのメッセージをお願いします
やりがいや、熱い思いだけでは続けていけない、難しい場面に直面することは多いですが、幅広い好奇心を持つこと・沢山手を動かす経験が良い小道具製作につながっていくと思います。